昼間から皇居を走ってきました。
今朝は、早朝から仕事をしていたんで、途中で息抜き。
最初は、お昼休み時に皇居3周を考えていましたが、次々と仕事が入り、押しにおされて、結局皇居2周しかできませんでした。
それでも、5分ペースで10kを目標に走り始めたんですが、終わって見ると、1周目は24分30秒、2周目は23分でした。
悪いタイムじゃないじゃない?
あきらかに5分ペースよりいいじゃないか!!
なんて思いますが、結構必死に走った感があるので、なんとも・・・です。
これで、それだけ・・・みたいな感じな訳です。
特に2周目。
最初から二人ほど抜いたんですが、どうも、そのうちの一人が、僕の後方にピタリって貼り付いてきるじゃないですか。
後方から、足音が、パタパタとするので、わかります。
しかも、僕と違って余裕の走りです。
なんと、聞こえてくるのは、足音だけです。
まったく呼吸をしていないかの如く、静かです。
とにかく、息使いが違います。
一方の僕。
まるで、呼吸の音を周りに振りまきながら走っているわけです。
もう、ガソリン車と電気自動車の差みたいです。
うーん、だったら、僕を軽く抜いて、先に言ってくれればいいのに・・・
なんて思いますが、
嫌がらせのように、後方にピタッとくっついたままです。
やめてくれ!!
いったい、僕が、あんたに、どんな悪い事をしたっていうんだ?
えっ、もしかして、抜かれたことを怒ってるの?
だったら、謝ります。
謝りますから、どうか、先に行ってくれませんか?
勘弁してくださいな・・・・
そんな独り言を思い浮かべながら走っているわけです。
それでも、足音は、消えません。
しつこいなあ・・・
いやいや。ちょっと考え方を変えてみようじゃないか!!
もしかしたら、これは神様がくれた試練なのかもしれません。
そうです。
これは、僕にとっての、練習なんです。
最近、ストライドも少しは大きくなったので、スピードも出るようになった気がしています。
だから、神様が、僕にわざわざ与えてくれた試練に違いありません。
ここで、どーんと好記録を出して、
「練習でも、この記録なんで、大会だと!!」
なんていう、自信を与えてくれるに違いありません。
とにかく、苦しいですが、後方にランナーがピタッとついているので、こちらも全く、気が抜けません。
とにかく、最後まで気を抜かないことだ。
そこで、僕は、またひとつ成長するんだ!!
とは、いうものの、気持ちの良いものではありません。
まるで背後霊です。
この背後霊さん。
やはり、途中で、僕を抜いて置き去りにしてくれないものか?
それか、例えば、彼のゴールが途中にあってくれないか?
彼のゴールまでいけば、もしかしたら、この背後霊から解放されるかもしれません。
そんなことに、ならないのだろうか・・・
ところが、半蔵門を過ぎてもついてきます。
桜田門手前も、彼のゴールではないようです。
どうやら、大手町の僕のゴールまで、この背後霊につきまとわれる可能性が高くなってきました。
もう、そうなったら、最後の400メートルは全速力で、振り切るだけです。
ぶっちぎりだぜ!!
しかし、この息使いの差。
ぶっちぎるどころか、ぶっちぎられるんじゃないかしら?
そう思った瞬間、その時のために、余力を少しだけ残しておかないと・・・・
その瞬間です。
そう、あれは、桜田門を過ぎた辺りです。
僕が、軽く飛び出して、僕を軽く抜いていきました。
しかも、相変わらず余裕の走りです。
まるで、鼻歌を歌っているかのような走りです。
なんてこった!!
こっちは、必死に走っているのに・・・・
もしかしたら、彼は、ビルドアップをして、このまま、次の周に突入なのか?
うーん、見せつけてくれるぜ!!
なあんて思ってましたが・・・、そのランナー。
内堀通りで、ゴールされました・・・・
な・・なんだ。
背後霊は、背後霊で、余裕のある走りにしか見えませんでしたが、もしかして、結構必死に走っていたのかもしれません。
だとすると、僕のおかげで、実は、彼にとって良い練習ができたのかもしれません。
じゃ、なかったら、最後だけ僕を追い抜いてゴールするってありえないでしょう。
まあ、故障明けで、少し軽めのジョグをして、最後の200メートルだけ少しアップされたのかもしれません。
いずれにしても、僕は、ようやく背後霊から解放されて、残り500メートルを必至に走りました。
そして、ゴール。
この1周は22分くらいかな?
なんて思ってましたが、オフィスに戻って計算してみると、23分。
なんやねん!!
結構必死に走ったはずなのに。
あれで、何度、少しスピードを落とそうか・・・なんて悩んたんだよな。
それでも、我慢して走った結果が、23分。オフィスからの11KMが平均4分51秒。
良く頑張ったんだけどなあ・・・・
なんだか後味が悪いなあ・・・・