2015年2月14日土曜日

「死」の整理 その1


今回、父親の「死」に直面して、その対応の困難さを身をもって感じました。

その思いを何回かに分けて書いてみたいと思います。


これは、自分の死にあたって、家族にできるだけ迷惑をかけないようにするにはどうすればいいのかという、きっかけと、同じような目に合われた方へ、少しでもヒントになればいいかなと思って書いてみたいと思います。




だいたい、これまで、家族の死後に、身辺整理するといった、そんな体験したことありませんから、全てがすべて、初めてのケースです。


率直に言って、いろんな勉強になりました。


まず、ヒトが死んだら、「死亡届」という書類が作られるみたいです。

病院の先生が署名されます。


これが、勝手にじゃないですが、僕が実家に戻ったのが遅れたらかもしれませんが、葬儀屋さんから役場に提出されてました。

なんだか、死亡届を提出しないと、火葬の許可が下りないみたいですね。


そして遺族には、今後の対応の為なのか、死亡届書のコピーが数枚渡されます。


これが、役に立ちます。



死亡届のコピーで対応できる処もあるんです。


しかし、生命保険は、なんと、死亡届のコピーでは対応できないと言います。


そして、役所に確認してみましたが、この死亡届の原本は、2度と手に入ることがないようです。

役場の署名が入った書類は発行されるようですが、そんなものは、全く役に立たないと保険担当の叔母さんに言われます。


どうも、保険は医者の署名が必要だそうで、原本をもってこいと言って聞きません。

死亡届のコピーには、病院の先生の署名があるんだけどなあ・・・



今回準備した、住民票も、戸籍も死亡で除籍されており、誰がどう見ても、死んだとしか理解できないはずです。


おまけに、先生の署名入りの死亡届のコピーを見せますが、いっさい対応できないようです。

困りました。



ここに来るのは、2度目。

建物の共済や、預貯金の対応をしました。

その時の対応で必要書類などを確認したはずです。

その時は、そんな話はなかったと記憶するのですが・・・・




とにかく、血圧が上がりっぱなしです。



そもそも、葬儀屋と同じグループ会社じゃないか!!!

それくらい対応しろよ!!




しかし、仕方がありません。


どう言っても埒が開かないので、再度病院の先生にお願いしなければなりません。

病院まで行くのは手間ですが、僕は、先生がチョコチョコっと書いてくれるものと、信じていました。


だから、その日の夕方には、この保険の叔母さんに先生が署名した死亡届が渡せると信じてやみませんでした。


ところが、事はそう簡単じゃありません。


母親を連れて車で30分。

父親が息をひきとった病院に到着しました。

車からは、母親が懇意にしている、婦長さんに死亡届のお願いを電話してもらってます。


全てが上手くいくはず・・・

しかし甘かったです。


病院の受付の女の子と会話して、死亡届を出して欲しいとお願いすると、なにやら病院のメニューを取り出します。


その中から、死亡届の発行サービスを確認しながら、

「5400円です」


と言われます。

へーっ、これもビジネスなのか・・・

と感心していると、追い打ちをかけるように、


「発行まで2週間ほどお時間を頂きます」


といわれます。



なんだ、これは??



僕は、週末には東京に戻らないといけないので、時間がありません。

しかし、何度交渉してもできるだけ早く対応しますが、お約束はできないといわれます。


昨年末に、あの先生に、父親の面倒を見てもらうお礼で、なかなか手に入らない高級焼酎を秘密裡に手渡した事を思い出し、思わず、その事実を口にしょうと思いましたが、僕も大人です。

さすがに踏みとどまりました。


とにかく、出来るだけ早く対応することを、お願いして、病院を後にしました。

興奮状態の後の、訪れる、なんともいたたまれない口惜しさみたいな感情しか残りません。

その整理をするために、病院からの車の中で、少し無口でした。

しかし、母親を励まさなくてはいけません。

「死亡届の発行には、ちょっと時間がかかるみたいで、・・・悪いけど、病院から連絡が来たら、死亡届を取りに行って、保険の係りに渡してもらえる?」

「まあ、掛け金とはいえ、死亡届を提出すると、少しだけのお金は入るみたいなんで・・・よかったじゃない!!」

それは、母親だけでなく、自分を鼓舞する言葉でもありました。



全てをポジティブに考えると、きっとすべてが上手くいくはず・・・




これまでの、短い自分の人生経験からですが、一人の家族が亡くなると、すぐに、その相方がなくなるような記憶があります。

その理由は、まさに、いろんな関係所に、こんな思いをさせられるからではないかと、疑ってしまいます。


まさに、日本のシステムは不備だらけ・・・

つづく







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