戸籍って、いったい何の意味があるんですかね?
例えば、銀行の口座。
本人が死亡すると、口座が凍結されるんですね。
その口座をオープンにするために、幾つかの資料をそろえないといけません。
戸籍謄本も、その一つでした。
しかも、出生から死亡までの一連の戸籍謄本が必要だと言われます。
問題は、戸籍が、住民票とは違う管轄だった場合です。
父親の場合が、まさにそれでした。
住民票の役所に、父親の死亡の連絡に行き、役所の方に、いくつか必要な手続きを教えて貰います。
葬儀屋が死亡届を提出していたからか、もう既に連絡は行き届いていて、住民票も死亡で除籍みたいなコメントが入った物を渡されます。
そして、年金の対応に戸籍謄本が必要だと教えて頂きます。
銀行の口座の再開にも戸籍謄本が必要みたいで、まあ、一度に申請すれば助かるかな?
なあんて思いお願いすると、なんと戸籍謄本は、その役所では出せないといわれます。
父親の戸籍は、父親の実家の場所なんです。
へえ?
もう日本という国は、どこでも戸籍謄本がもらえると思ってましたが、そうでもないんだ。
遅れた国だなあ・・・
そう思いながらも、出せない物は出せないみたいです。
仕方ありません。
車で1時間かけて、戸籍謄本を取りに、出かけます。
自宅から一番近い出張所で、なんとか父親の戸籍謄本の申請手続きをします。
「父親がなくなって、いろんな機関から出生から死亡までの戸籍謄本が必要だといわれているので・・・」
なんて、受付で確認すると。
「まだ、お父様の死亡の通知が届いてないんですよ。ですから、こちらでは、死亡の項目は出せないんです。」
って言われます。
なんだって???
たった今、別の役所から、死亡で除籍された住民票をもらってきたばかりなのに、戸籍謄本には、まだ反映されてないだと??
意味が分かりません。
日本全国、デジタルでつながっているわけではないのか?
いや、少なくとも同じ県内じゃないか!!
「おかしいじゃないですか?」
「先ほどの役所で、戸籍謄本は、こちらで取ってくれといったから、取りにきたのに、戸籍謄本が出せないなんで、どうなっているんですか?」
「それで、お通夜、葬式の合間を縫って、こうして車でやってきたのに、出せないとはどういうことなんですか?」
「住民票では、既に死んだことになっているんですよ」
「公務員の人件費に26兆円も税金をつぎ込んでいるのに、そんな事もできないんですか?」
さすがに、頭に血が上った僕は、少し声を荒げて執拗に問いただします。
「仰る通りなんですけどね。おかしいとは思いますが、そちらの役所から死亡通知が届いてから戸籍謄本が更新されるので、早くても明日にしか出せないんですよ」
「確認を取りましたが、その通知が、本日郵便で出されたとの事なので、明日の朝に届いて、それから戸籍謄本が更新されます」
「ゆ・・・郵便なんですか?今の時代に・・・」
「は・・・はい」
「だって、今、電話で父親が死亡しているって確認されたでしょう。こうやって、住民票にも反映されてます。それで、どうして、今対応できないんですか?」
「ただでさえ忙しい対応なのに、また、ノコノコと戸籍謄本をとりに、ここまで来なければならないんですか?」
「時間の無駄でしょう」
いくら言っても、なしのつぶてです。
なんだか、いたたまれません。
まあ、死亡は出せないけれども、出生から死亡までの謄本は出せるといわれます。
こうなったら、このまま、何もなしで帰るわけにはいかないだろう。
関係各所には、出生から、死亡直前の戸籍謄本をお願いして、後は住民票の除籍と、死亡届のコピーでなんとかしてもらうしかあるまい。
そう決心した僕は、出生からの戸籍謄本を3通頼みました。
少しイライラしながら、資料が出てくるのを待ちます。
暫くして、僕の番号が呼ばれたので、戸籍謄本を取りにいくと・・・
「3通で、4500円になります。」
ええっ???
4500円???
だいたい、一通200円くらいかと思っていたので3通お願いしたのに、そんなにするのか?
これは、ボッタクリじゃないのか?
それで、少し説明を求めます。
なんで、そんなに、お金を取るのかと。
何やら1通が750円で、明治からの戸籍と、父親が独立してからの戸籍で2通、合わせて、6通になるといわれます。
それで、しめて4500円也!!
なんと。そんなことなら、最初から言ってくれればいいものを!
しかも、役に立つかどうかもわからない資料に4500円払うんなんて、僕は馬鹿じゃなのかしら?
まあ、明治時代からの歴史がわかるから、いいかあ・・・子供に見せると喜ぶかも・・・
なあんて、自分を慰めていたら、
「でも、3通なんていらないでしょう」
姉のひと言が堪えます。
くそう!!
とにかく、急いで銀行に行かなければ・・・
つづく
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