走り始めて6年が、経過しました。
6年も走っているのに、一向に上達しない僕ですが、やはり、人間には、向き不向きがあるんだと最近は悟りにも似た考えを持つようになってきました。
だいたい、前田彩里さんの平均心拍数が20台って、どう言う事なんでしょう?
もう、同じ人間とは思えません。
ストライドだって、ヒトによって生まれるあれだけの差。
同じヒトなのに。
単純に筋肉の違いだけでは、説明できません。
もう、持って生まれた物が、根本的に違うと考えないと説明がつきません。
ところが、ランニングエコノミーだけは、もしかして、こんな僕にでも、向上の余地があるかもしれない。
そんなヒントを、今朝神様から頂いたんです。
そんなヒントらしき事を。
朝方、メールのやり取りしていたら、時間が過ぎてしまいました。
出かけるまでに45分しかありません。
45分かあ。
どうしましょう。
夕方は走れる見込みがありません。
まあ、45分もあれば、いつもの5.5キロのコースを走ってシャワーを浴びても、なんとか間に合うぞ。
そう考えて、早速ウェアに着替えて玄関を飛び出して行きます。
百円玉2個を握りしめて。
この百円玉2個は、外を走る時には欠かせない、僕にとってはとても大事な御守りです。
これさえあれば、突然の事態になっても、コンビニのトイレに駆け込めます。
最近では、殆ど使う事はなくなりましたが、いざと言う時の為にも、持ってないと困ります。
とにかく、持っているだけで、安心です。
ですから、必ず持参しなければならない、僕にとっては、必須のランニンググッズなんです。
玄関を飛び出してから、しばらくして、何だか、急にもよおしてきました。
しまった。
慌てていたから、走る前にトイレに行くのを忘れてた!
とにかく、何だか、嫌な雰囲気です。
まだ、家から200m程度。
今なら、家に戻ってゆっくりトイレに駆け込めます。
しかし、その瞬間に、本日のランニングは諦めなくてはならないかもしれません。
なんたって、あと40分後には、仕事に出かけなくてはなりません。
どうしようか?
一瞬スピードを緩めましたが、何とかガスだけで終了。
「ふつっ。助かったぜ!」
怪しい雰囲気は、ありましたが、もう心に決めました。
前に進みます。
なんたって、ポッケの中には、何かあった時の為の百円玉の御守りを2個、忍ばせています。
もう大丈夫だ。
通勤で駅に向かう人混みを、掻き分け掻き分け先を急ぎます。
しかし、そう事態はそう簡単ではありませんでした。
その後も、何度か、危機的状況が訪れました。
どうも、昨夜、食べた高級料理が原因かもしれません。
やはり、慣れない物は食べるもんじゃありません。
とにかく、慎重に、慎重に対応します。
その度に、ガスだけて、ホッとひと安心。
「ふう。良かった。」
この時点では、まだ僕にも、余裕がありました。
周りの状況を察知して、OLのお姉さんの近くを通る時は、ガスを出す行為も控えてました。
そして、誰も周りにいない事を確かめながら、慎重に、対応出来てました。
しかし、もう、何だか、そんな余裕も無くなってきた感じです。
まさに、「所構わず」とは、こんな事を言うんだと思います。
しかし、困った事に、何度ガスを外に出しても駄目なんです。
それより、ガスを外に開放する事により、より本流の物体が、より外気に近付いた感が否めません。
うーん。この雰囲気。ヤバいぞ!
5.5キロの、このコース。
考えたら、途中に4つの、駅が隣接しています。
平均すると、1.3キロに1つの駅です。
そこには、確実にトイレが存在します。
もう、諦めて、駅に駆け込んだ方が無難じゃないかしら?
ミーティングの時間なんて、先方に連絡して、「電車が遅れたから」なんて、嘘の言い訳をすれば済む事です。
逆に、こんな所でお漏らしなんてしでかしたら、それこそ、今日1日、仕事なんて出来るかどうかさえ怪しくなります。
そう思いますが、駅に雪崩れ込む朝の通勤の人の波を目にして、諦めるしかありません。
あれだけの人が駅に向かうんです。
きっと、トイレも、ランニング大会の前と同じで、空いている確率は、限りなく低いに決まってます。
そんな場所に、無理して駆込む必要はあるのだろうか?
リスクが高すぎやしないか?
だいたい、あと15分もしたら、自宅に到着するはずです。
そうなったら、誰にも邪魔されずに安心して自分の時間をエンジョイする事ができるはずです。
そんなパラダイスな時間と、駅のトイレの前で必死に我慢する自分の姿を比較して、もう少し先に進む事に決めました。
あと少し。
あと少しだけでも我慢しよう。
あと、たった15分だ。
ポケットの上から百円玉2個の存在を確かめながら、先を急ぎます。
きっと、この御守りが、僕を守ってくれるはず・・・。
「うぁあ!」
「信号だあ?」
あと、自宅まで、1.5キロの所で、このコースで1番長い信号に引っかかってしまいました。
「最悪だぜ。」
僕にこんな仕打ちをするなんて、神様は、いったい何がしたいんだ!
とにかく、信号待ちをしている余裕なんかあるはずがありません。
もう、ほとんど、反射的に信号待ちをするのを止めて、つまり、いつものコースを走るのは諦めて、少しでも近道を探しながら走る事にしました。
「とにかく!待ってられない!」
それ位、状況は、切羽詰まってきた訳です。
とにかく、家まで!
後方から自転車が付いてきてます。
振り返る余裕なんてありませんが、音で理解できます。
しかし、追い越せないのか、僕は自転車に追われる様に、家に向かいました。
出たらゴメン!
やった。
角を曲がると、もう、家まで、あと500m。
とにかく、直ぐに自宅に駆込む準備をしなければなりません。
その1秒が、勝負を決めるだろう事は、なんとなく野生の勘で理解できます。
失敗は、許されません。
ポケットから、家の鍵を取り出します。
それから、iPhoneを取り出します。
家の前に着いたら、直ぐにランキーパーを止めなくてはなりません。
ランキーパーのアプラを開いて、、、、
そして。
そして。
遂に、念願の時が、来ました。
家の玄関を開けて、
「あれっ?速かったわね?」
というカミさんの声を横目に、一目散にひトイレに駆け込んで、何とか事なきを、得ました。
ふう!
ふと?
その時、考えたんです。
結構なスピードで走ったにも関わらず、この余裕は、なんなんだと。
つづく
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