2015年1月4日日曜日

周回コース 意外な法則



周回コースを走っていると,反対方向を走る何名かのライバルが気になりますよね。


前回遭遇した場所より,今回どれだけ前進したとか,後退したとか。


皆さん,走る事に真剣ですから,ついつい頑張っちゃうんじゃないですか?


よし!勝ってるとか,負けてるって一喜一憂されている事でしょう。。



そして,ライバルとのスピードの差は,前回遭遇した地点との差で確認されていると思います。


しかし,かなりのスピードの差がありながら,遭遇地点の距離はたいした事ないってご存知でした?


まあ,冷静に計算してみればわかるのですが,普通は実際の距離で何と無く感じてしまいますので,大きく勘違いしてしまいます。


真剣に走っているのに,あんまり差がつかないなあ・・・とか。






例えば,あなたがライバルの倍のスピードで走っているとしましょう。


ライバルは6分ペース。


そして,あなたが3分ペース。


3分ペースですよ。

憧れの。



圧倒的なあなたの勝利と思いますよね。


しかし,1.2キロの周回コースの場合,400メートルしか差がつかないんですよ。


倍のスピードなのにたった400メートル。


倍のスピードの場合,その周回コースの距離の1/3が,前回の距離との差になります。


つまり,法則にすると


(周回コースの距離)X 1/3 で求められます。




逆に言うと,400メートルの差をつけると言う事は,あなたはライバルの倍のスピードで走っている事になります。


倍でこれくらいですから,1.5倍になると微々たる物です。



結論から申しますと,1.5倍の場合は,周回コースの距離の1/5になります。


1.2キロの周回コースで.たった240メートルです。


ライバルが6分ペースの場合,あなたが,頑張って4分ペースで走っても,その差はたったの240メートルしかつきません。


どうですか?


意外な感じはしませんか?


ですから,熱い夏の日。


周回コースを反対から走ってくるライバルに剥きにならず,マイペースで走りましょう。



頑張った割には差がつかないのですから。

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