2014年11月29日土曜日

初めてのフルマラソン 東京マラソン その2




花火がなりました。


どうやらスタートしたみたいです。

スタート地点から遥かに遠い『J』地点では,何度かランナー達が拍手をして気分を盛り上げてますが,僕の気分はいたってブルー。


拍手できないのです。


片手にはオシッコの入った携帯トイレ。もう一方の手には空のペットボトル。


早く始末がしたくて,仕方がありません。

人混みを掻き分け,少しずつ端の方に移動します。

こんなもの速く捨てたい!!!

カッパも捨てようか迷いましたが結構寒い。

家を出る時,再度読んだ筑波大学の鍋倉さんの本

寒さ対策のポイントみたいな場所に書かれていた事。

カッパをゴール直前まで着て走り寒さを凌いで良いタイムで走れたとの事


ふと思い出しカッパは暫く着て走る事に。

さすがにスタートしてから,『J』の団体も動き始めました。

ゆっくり歩きます。


ごみ箱はないものか?


ラッキーな事に,スタート地点の手前にごみ袋を持ったボランティアのおじさん。


お願いして捨てさせて頂きました。



さあ両手が空いたぞ。



それからカーボショッツの口を付ける場所を何度も何度も手で擦ります。


汚くない。汚くない。


おまじないをかけます。

そして,最後の仕上げ。


勇気を振り絞ります。

ええいっ!!


ボトルに思いきって口をつけて少し飲んでみました。


や・・やった!!

これで,おまじない完了。
後半はこの秘密兵器に賭けるしかないのだ!!


その時は,このボトルで再度失敗をするとは想像もしていませんでした。



後方の『J』とは言え,スタートダッシュは凄まじい物があります。


ガーミンをみたら最初の500メートルのペースは4分40秒。


少し早いかな?と思いましたが直ぐに杞憂に終わりました。


徐々に周りのペースが落ちてきます。


まあいいや。最初の5キロはウォーミングアップ。

そうは言っても5分代はキープしたい。


少しずつ抜いて行くしかありません。


しかし,これが一苦労。


スペースを見つけて抜いたと思ったら,直ぐに壁。
また壁。


そして壁。


この辺りのランナーはファンランも多いので沿道の観客に答える人も多い。


だからまっすぐ進むわけでもなく右に左に動くランナーも結構います。


走りながら,結構いらついてきました。

イライラ・・・

特に給水所での混雑は大変な物。

今考えると全部の給水所に立ち寄る必要は無かっと後悔してます。

事実25キロを過ぎてからは,かなり給水所を無視して走りましたし。

しかし初めてのフルマラソン。


読む本には全ての給水所に立ち寄って無理にでも水分を補給せよ!と書いてあるじゃないですか。

素直な僕は,全てに立ち寄り水分を補給しようと思いました。

しかし大渋滞の中,控えめな僕は,いつもトロトロしてしまいます。

『頑張って下さい。』

ボランティアの方々の笑顔には,かなり癒されますが,かなりの時間給水所で立ち往生。

気を取り直してレースに戻ります。

相変わらずイライラ状態は続きます。


それでも,スペースを見つけては右に左に動き,少しずつ前へ。


予想もしなかった左右の動きに早くも右足の親指の先に違和感がでてきました。


まだ10キロも走ってないのに。


ここは,山登りをする時,いつも爪に血が固まってしまう場所。


昔購入したNIKEのシューズを初めて穿いて走った時,痛くなり歩いてしまった問題の場所でもあります。


これまで一年問題無かったのに・・・・


やはりレース用シューズのスカイセンサーを選択したことは間違いだったのか?


少し不安にはなりましたが,まだ違和感がある程度なので,そのまま進みます。


すると,日比谷公園でいきなりの突風!!!



EXPOで購入した帽子が後方へ飛ばされてしまいました。

しまった!


取りに戻ろうかどうしようか?



『2100円』


直ぐに思い浮かぶ帽子の値段


それに後半雨で帽子があれば・・・と後悔するかもしれない。


思いたって,折り返し帽子を拾いに戻りました。

多分周りに大迷惑。


スイマセン。



こんな感じで僕の初めてのフルマラソン,東京マラソンの前半が過ぎて行きました。

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